産後の骨盤矯正
- 出産後しばらくしてから腰や首、肩の痛みや凝りが辛く、ひどくなった。
- 骨盤のゆがみやズレが気になる。ウエストや足が太くなった。お尻の形が変わった。
- 育児により姿勢が悪くなったり、猫背になった。
- 下腹部が下がってきて下半身太り、たれ尻、ポッコリお腹になり体型が変わってしまい元に戻らない。
- 産後の尿漏れやむくみ、だるさが抜けず寝ても疲れがとれずやる気が出ない。
- 冷え性、頭痛などの身体のあちこちに不調を感じ、恥骨周辺や股関節の痛みに悩んでいる。
なぜ産後に骨盤は歪むのでしょうか?|新河岸すずらん整骨院
骨盤は腸骨、恥骨、坐骨、仙骨、尾骨という5つの骨からなります。
これらは軟骨や靭帯により仙腸関節や恥骨結合となり『骨盤』を形成しています。
女性は生理の前後や妊娠、出産時に「リラキシン」というホルモンが体内に分泌されます。
「リラキシン」とは、筋肉や関節、靭帯などに弾力性を持たせて弛める作用があるホルモンであり、妊娠の初期から分泌されます。
このホルモンの働きにより赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤は開いていきます。
出産してから元の身体に戻ろうとする8週間を「産後の肥立ち」や「産褥期」と呼びます。
緩んだ靭帯は出産後に、自然と妊娠前の状態に少しずつ戻ります。それに合わせて開いた骨盤も戻っていきます。
ですが個人差はあるものの開いた骨盤が元の状態に戻ってくれるということはあまり期待できません。
なぜならば出産とともに育児が待ったなしに始まり、慣れない姿勢での授乳や、赤ちゃんの抱っこやおんぶ、緊張感の中での赤ちゃんの沐浴など、骨盤や身体に左右不均衡な力が日常的に働き普段使わなかった筋肉も使うようになるからです。
また、夜も授乳やおむつ替えなどで睡眠不足となり、身体をゆっくりと休める状況ではなくなります。
そうすると元の状態に戻らずに開いたまま歪んできたり、負担がかかって固くなった筋肉によって引っ張られたり、関節が動きを制限して正常な骨盤にも歪みが生じてきます。
そしてそのまま放置しておくと産後はホルモンの分泌量が減るために靭帯や関節の柔軟性がなくなっていきますので、開いたままや歪んだままの骨盤がそのままの状態で定着してしまうのです。
通常の骨盤のゆがみは横と前後の歪みがありますが、産後の骨盤は前後、左右の歪みと骨盤が外側に開いています。
ズボンのウエストが入るのに骨盤が引っ掛かるというのは骨盤が外側に開いてしまっているからになります。
そのような歪んだ状態で、ばらばらになった骨盤を組み直さずに日常生活を送ると、体型の崩れ(お尻が大きく、お腹や足が太くなる)などの症状・・・
以前のような動きが出来ずに産前の体型に戻らないだけでなく、慢性的な腰痛や尿漏れ、恥骨痛や猫背などの姿勢の悪化、むくみや冷え性、肩こり、片頭痛や疲労感、だるさなどの様々な身体の不調が出てくるようになります。
すずらん式 産後骨盤矯正によるメリットとは?|新河岸すずらん整骨院
すずらん式産後の骨盤矯正による効果は主に3つ挙げられます!
①血流がよくなり新陳代謝が促進することにより、ホルモンバランスや自律神経の乱れが改善され、体内の活動が正常な状態に回復し活発になっていきます。
それにより産後の腰痛や尿漏れ、恥骨痛、首や肩こり、片頭痛などのお身体の不調の改善効果が期待できます。
「産後の尿漏れの改善」
出産直後に一時的に尿漏れを感じる女性が増えます。
それは、妊娠や出産により尿道の周囲を引き締める「骨盤底筋」が弱くなってしまったり出産時に赤ちゃんが産道を通る際、「骨盤底筋」が引き伸ばされたりしておおきな負担がかかるためです。
骨盤底筋を引き締めてあげることで子宮や膀胱などが下がらないように支えてくれるので尿漏れも改善していきます。
すずらん式産後の骨盤矯正では、骨盤底筋の引き締め、腹筋や骨盤周りのインナーマッスルの改善体操などをおこなっていきますので、効果が期待できます。
②骨盤が整い、それまでの筋肉の不均衡が正常に戻るため、猫背や反り腰、O脚などの姿勢の問題点が解消され、姿勢改善効果が得られます。
③産後太りやポッコリお腹、出っ尻、下半身太り、下肢のむくみ、腰や骨盤周りのたるみが、改善され美容効果が得られます。
血行が促進し代謝が良くなるのでホルモンバランスが向上しお肌の質が以前のように戻ったという嬉しい体験談も届いています。
産後の骨盤矯正に対する当院の施術方法とは?|新河岸すずらん整骨院
産後の体型というのは、産後約6ヶ月以内に決まってしまうと言われています。
ただ、6ヶ月を経過していても3年以内ならば、少し時間はかかってしまいますが、産後の骨盤矯正は可能です。
当院では、まず現在の骨盤の状態を的確に把握し丁寧に調整していきます。
左右のバランスなどを整えながら骨盤を正常な状態へ戻していきます。
ポイントとしては2つあります。
1つはお腹(白線)のゆるみを解消していきます。
2つめは骨盤底筋群の強化することです。
産後はウエストが40cmほど伸びますが、腹筋が伸びているのではなく、お腹の真ん中にある白線と呼ばれる部位が左右に伸びています。
ですので、産後にいきなり腹筋を開始するのはNGになります。
骨盤底筋群は尿を止めたり、お尻をキュッと閉める時に必要な筋肉です。
この筋肉もかなり緩んでいますので元の強度に戻してあげます。
緩んだままだと、お尻が大きくなってしまったり、足が外側に張って太くなるなどの体型の崩れもこの筋肉が原因になります。
正しく筋肉や関節が動くようになった段階で運動や体操などを行うことにより負担をかけることなく産前の状態に近づけていきます。
当院の産後骨盤矯正は出産1ヶ月~2ヶ月後から受けられます。
出産は母体にかなりの負担がかかります。赤ちゃんが産道を通り生まれてくるまでに通常では考えられないほどのかなりのダメージを母体に与えます。
1~2ヶ月は身体が回復していく回復期であり、体力もまだ戻っておらず無理な刺激によりさらなる体調の悪化や身体を痛めてしまう恐れがあります。
母体の回復状況や体調などを考慮しつつ慎重に判断しながら始めるのが良いでしょう。
お気軽に当院にご相談ください。